ドラゴンの年／The Year of the Dragon

楽曲は3楽章で構成されています。
（下記、フィリップ・スパークのホームページより翻訳。）
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1. Toccata（トッカータ）
この楽章は「悪意」を持って演奏されるべきです。冒頭ではサイドドラムができるだけ大きな音で演奏され、アクセントがしっかりと付いたリズムで前に進むべきです。[C]では、レガートのテーマの様々な要素が注意深くバランスされるべきです。[E]では、これまでの部分と対照的に音楽が踊るようになります。指示はフレージングがどのようにグループ化されるべきかの表示です。低音の金管楽器が[F]を引きずらないように注意してください。楽章の全体のテンポは、このセクションの処理に左右される可能性があります。[G]以降は音楽が徐々に消えていくべきです。
2.Interlude（インタールード）
音楽に動きを持たせ、「Lento」をゆっくりとさせることから始めます。イングリッシュホルンがいない場合、ファーストアルトサックスがソロを演奏することができ、柔軟性を持って演奏されるべきですが、あまり遅くはないようにしましょう。低音のCまでの拡張を持つバスクラリネットは役立ちますが、必須ではありません。[H]は僅かに速くするべきです。[J]でのバランスと音高の正確さには注意し、本当の「ppp」を達成しようとしてください。ここから34ページの最初の小節までの間に、テンポが顕著だが急激でないように上げるべきです。休憩なしでフィナーレに入ってください。
3.Finale（フィナーレ）
興奮を生み出すために、これは可能な限り速く演奏されるべきですが、混乱を招かないように注意してください。選択したテンポが厳格に保たれ、演奏者の演奏能力によって変動しないようにしてください。初期の段階ではテンポを下げてリハーサルすると、リズムを確実にするのに役立つでしょう。[P]以降、ホルンは「poco sfp」だけ演奏するようにしてください。[S]でのBells*とGlockenspielは、一つの楽器が際立つことなく一体化するように、遠くの「ジャングル」で奏でている音が聞こえるようにしてください。ファゴットとクラリネットは遠くのファンファーレのように聞こえるべきです。[X]の8小節目からはバランスが問題になるかもしれません。 打楽器は元気に演奏する一方で、バンド全体を完全にかき消さないように気をつけてください。最後のドラムの音は、冥界の門が閉まる音に聞こえるべきです。
*「Bells」という用語は、英語の意味で使用されており、「Tubular Bells（チューブラーベルズ）」または「Chimes（チャイムズ）」を指します。
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