ウィンズスコアの「フレックスバンド」シリーズがどんなものか、ご存知ですか?
「“フレックス楽譜”でも豊かなサウンドを奏でたい。」そんな思いから生まれた吹奏楽譜のシリーズです。とてもおすすめの楽譜なのですが、まだまだ知られていない魅力があります。
ところで、ウィンズスコアのスタッフはほぼ全員が吹奏楽部OB・OGです。 中には現在も一般団体で活躍中の人もいますが、普段はなかなか楽器を吹く機会がない人がほとんど。
ちょっとしたきっかけから、みんなで楽器を吹こう!と集まり、この「フレックスバンドシリーズ」を演奏してみました!
ウィンズスコアのスタッフ9人でやってみた!
今回は、実際にスタッフが使用してみた様子をお伝えしつつ、感想を踏まえて、魅力を徹底解説していこうと思います。
集まったメンバー(編成)はこちら👇️
Part 1...Flute / Oboe
Part 2...不在
Part 3...Tenor Saxophone
Part 4...B♭ Trumpet
Part 5...Trombone
Part 6...Euphonium
Part 7...Euphonium / String Bass
Percussion
計9名で、なんとも中低音が充実した編成です(笑)
●Part 2
推奨楽器(B♭ Clarinet もしくは Alto Saxophone)が不在だったため、B♭ Clarinetの楽譜をTenor SaxophoneやB♭ Trumpetで演奏し、メロディーラインを補いました。
●Part 5
本来はF Hornのパートですが、Euphoniumの置き換え楽譜が付いてるので、これをTromboneで演奏して対応しました。
●Part 7
元Tuba吹きがユーフォをペダルトーンで吹いて対応していました。
●Percussion
キーボードとお手製の段ボール製スネアドラムという気合の入りぶり!
そんな自由な割り振りです。それもOKなのがとてもいいところ✨️
途中、音域などで吹きにくい箇所があったりすると、各々楽譜を交換して演奏している場面も見られました!このように、編成を自由に変更しても、ウィンズスコアへの編曲使用申請は不要です。
わかりやすい編成表はこちら。書いている楽器すべてのパート譜が用意されています。
次に、曲目は以下の7曲。
選曲も相談し合って決めましたが、誰もが聞いたことのある定番曲や最新の人気J-POPが揃っていて、選びきれず盛りだくさんになりました!
その他「フレックスバンド」楽譜を見たい方はこちらから。
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そしていよいよ合奏。
演奏してみると、9人とは思えない吹奏楽感。
それぞれ推奨楽器があり楽器の特性に合わせてパートが割り振られているので、木管には木管らしい連符や柔らかなパッセージが、金管には金管の華やかな音色が、低音も響きのある音がしっかりと書かれていて、アンサンブルとは違った吹奏楽のサウンドを楽しめました!
今回は各パート1本ずつでしたが、オプションでディヴィジョンも書かれているので、人数が増えるとハーモニーの厚みも増え、より豊かな響きを楽しめるものになっています。
演奏難易度も簡単すぎず難しすぎず。メロディーは基本的に原曲に忠実に再現されているので物足りなさも感じません。ところどころ難しい箇所もあるのですが、それも練習しがいがあって楽しめます。「練習してちゃんと吹きたい」と意気込む場面も。 筆者(トランペット担当)は、メロディーを吹きやすい音域でおいしく演奏できて、とても満足でした。
まとめると、
- 編成はバンドに応じて自由に組み替えられて、少ない人数でも成り立つ
- 楽器の特性にあったアレンジなので、少人数でも豊かな吹奏楽の響きが楽しめる
- 色々な変更をしても、ウィンズスコアへの編曲使用申請がいらない
多様性の時代に対応する、まさにフレックスな吹奏楽譜でした!
人数が少ない小編成だけどしっかり練習したい中高生に。
経験者が多いのに人がなかなか集まらない一般バンドやママさんバンドに。
結婚式の余興などでの即席バンドに。
ウィンズスコアスタッフが「自信をもっておすすめする」吹奏楽譜です!
一度使ってみてはいかかでしょうか?
ーー 今回使用したのは、こちらの楽譜シリーズ。
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